介護を見据えて
二世帯住宅は多くの場合、一度巣立った若夫婦に子供ができ、両親の家を建て替えるケースになります。
子供が小さい間、共働きの若夫婦にとって、親世帯の存在はとても頼もしく、安心できる存在でしょう。 そして20年がたちます。生まれたばかりの子供たちは巣立ち、それぞれの生活を始めるでしょう。 |
![]() →こちらの画像の二世帯住宅の施工例はこちら |
今度は子育てを手伝ってもらった親世帯の介護問題が出てきます。リバティホームでは年々変わる家族の生活環境に合わせて、リフォームのしやすい可変性を重視した設計を提案しておりますが、その中でも介護のためのリフォームは重要な問題です。
ご家族で介護をされる場合もあれば、ときには訪問介護を頼むこともあるでしょう。いずれの場合にも、家の中での移動にできるだけストレスを排除した設計が必要になります。
では、どのように考えた設計を心がけるのか、いくつか例を挙げますね。もともと玄関や部屋の出入り口、お風呂場などは、車いすでの生活なども考え、フラットにする、もしくはフラットにリフォームしやすいつくりにしています。
それ以外には、例えば階段を広めに設計しておくことにより、階段昇降機の設置が可能になります。また上下階の同じ場所に1~2帖ほどの収納スペースを作ると、エレベーターの設置なども部分改修ですませられます。
室内で車いすを使う場合は室内用の小型で小回りのきく機種になります。ですので脱衣所から浴槽まで車いすが回れるようなスペースの確保も重要になってくるでしょう。
二世帯住宅を建てる、建て替える理由に「将来の介護を予想して」は常に上位にあります。単世帯住宅を建てるときはもちろんですが、二世帯住宅はそれ以上に意見を出し合う必要があるでしょう。それも、第三者として冷静な意見を出せる住宅のプロを交えることをお勧めいたします。