敷地１２坪に建つ狭小３階建住宅。趣のある和風玄関から
勾配天井を利用した大空間ＬＤＫまで工夫が満載

リクルート発行
　　　　『東京の注文住宅　秋冬号』　掲載施工例　注文住宅掲載詳細情報はこちら

玄関から客間、トイレ、階段までを徹底した和の装いで落ち着きのある空間に仕上げました。
天井高を低く抑え、和風らしさを演出するとともに、２階・３階の天井高にゆとりを与えています。
２階にプライベートスペースを配置、採光を充分に確保できる３階を勾配天井を利用した大空間ＬＤＫとしています。

玄関
玄関の高低差は式台で解消。内ポーチの床は豆砂利を洗い出し仕上としています。
畳敷きの廊下や壁面に設けた竹の格子、更に客間やトイレの入り口を障子にすることにより「和」のたたずまいで統一された
落ち着いたエントランス空間となっています。

客間
天井高は２．２mと低く抑えています。
来客時に備え、わずかなスペースを利用して流し台を設けました。和室の雰囲気を崩さぬよう、
流し台の上の照明に障子をはめ込んでいます。
写真右、廊下の右手奥はトイレとなっています。
廊下を畳にすることでスリッパなどの履物は不要とし、家中素足で歩き回れるようにしました。
もちろん２，３階の洋間部分は天然無垢のフローリングを使用し、木のあたたかさを直接感じられるようにしています。

階段
竹格子の陰影が印象的な階段部分。圧迫感も解消されています。

洗面 トイレと一体にした洗面所。

浴室 脱衣室と浴室はより開放的にガラスで 仕切られています。

ＬＤＫ
１階とは対照的な、白で統一された大空間ＬＤＫ。
ゆるやかな勾配の屋根に合わせて天井高を上げ、開放的ですがすがしい空間に仕上げました。また、天井付近に設けた窓から効果的に光を取り入れています。
床はメープル無垢材。自然塗料による仕上げで、肌ざわりも柔らかく、素足でくつろげる心地よさとあたたかさを加えました。