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2023.12.23 #内勤
家の作りやうは、冬をむねとすべし。
#内勤
こんにちは、設計部の髙梨です。
いよいよ、年の瀬が見えてきて本格的に寒くなってきましたね。
皆様体調くずされたりしてませんか?
今日はちょっと省エネの話をしてみようかと思います。
その昔、吉田兼好の随筆「徒然草」の中で、“家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑きころわろきすまひは、堪へ難き事なり。” と書かれています。その意味は“住まいの建築は、夏を考えて造りなさい。冬は、住もうと思えばどこにでも住める。猛暑の欠陥住宅は我慢ならない。” という意味なのですが、現代においてそんな事を言っていたら笑われちゃいますよね。
今の家づくりはどれだけ断熱性能を高められるか、それによって暑い時期も寒い時期も外気温の影響を受けづらい温熱環境をつくるのに各メーカー競っている状態です。
じゃあ、なぜ断熱性能が高くなると省エネになるのか?それはとってもざっくり言うと、暖房・冷房をそんなに使わなくても済むようになるからです(もちろんそれだけではありませんが、、、)。
じゃあ、なぜ暖房・冷房をたくさん使うと省エネではなくなるのか?それはエネルギーをたくさん使う事がCO2をたくさん排出してしまう事につながっていくからです(だいぶ、はしょりましたが、、、)。
だから、今年は特に変な気候でしたよね。特に40代以上の方はご自分の子供の頃を思い浮かべてみてください。夏はもちろん暑かったですが、猛暑日と呼ばれる日はごくたまにで、冬もこの時期には厚着をして完全防備ではありませんでしたか?12月で20度前後になる日なんてなかったですよね。
おかしいんですよ、、、確実に、、、。
それはやっぱり地球温暖化が影響しているんです。更にそれはCO2排出につながっていくんです。もちろん住宅(建築)業界だけではありません。物流業界・小売業界・自動車業界ときりがありませんが、全ての業界がCO2削減を意識していかなければならないんです。自分たちの為に。
私もこの手の話を聞いてもいまいちピンとはきていませんでした。でも今年のこの異常な気候を体験すると、実感が湧いてきますよね。皆様もそうではありませんか?
話が大きくなってしまいましたが、私たちリバティホームもお客様の生活はもちろんですが、家づくりを通して地球環境に貢献できるような仕様を日々考えています。
こんな文字ばかりでお堅い話、最後まで読んでくださってありがとうございました。個人的な意見ばかりなので、詳しい方が読めば物足りなかったりするかとは思いますが、もし機会があれば来年もこの温熱関係の話は徒然なるままに続けてみましょうかねえ、、、。